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ソケットリフト(上顎洞底拳上術)

上顎奥歯の骨が薄い方の骨造成法

上あご奥歯の骨が垂直方向(縦方向)に薄い方は、インプラント埋入孔を利用して骨を増やすソケットリフトを併用することでインプラント治療が可能になる場合があります。

鼻の側方から奥にかけて上顎洞という大きな空洞(副鼻腔/サイナス)がありますが、上顎の奥歯を失ったままにしていると、口腔と上顎洞の間の骨が吸収されて薄くなってしまいます。骨の幅が十分でも、縦方向の厚みが足りなければ(10mm〜15mm程度必要と言われています)、そのままではインプラントを埋入することができません。

この部分の骨の厚みが5mm程度以上残っている場合は、柔らかい骨質を利用して下から縦方向に上顎洞側に骨を押し上げたり、人工骨などを注入するソケットリフトで骨を増大させることができます。
ソケットリフトの最大の利点は、インプラントを埋入するための穴を利用するため、歯肉の切開や骨の切削等の外科的侵襲を最小限に抑えることができることです。しかし、骨を増大できる量が限られているため、骨が極端に薄くなっていて多くの骨造成を必要とする場合は、横方向から歯槽骨を切開して骨造成を行うサイナスリフトが適しています。

サイナスリフトについて詳しく読む

ソケットリフト(上顎洞底拳上術)の流れ

ソケットリフト(上顎洞底拳上術)の流れ

骨の開孔・上顎洞膜の拳上

骨の厚みや使用する道具等によって多少の違いがあるようですが、基本的にはインプラントを植立する予定部分の骨に穴を開け、骨を少しずつ叩きながら押し上げたり、人工骨などの骨造成材を注入しながら上顎洞膜(骨と上顎洞の間にある軟組織/シュナイダー膜)を押し上げて骨を増やすスペースを確保したりします。

※イラストは、骨に穴を開けてから骨造成材を注入し、同時にインプラントを埋入するケースのものです。
※骨造成材には、患者さん自身の骨(自家骨)やハイドロキシアパタイトなどの人工骨、またはその混合物を使用します。

インプラントの埋入

骨の状態により、ソケットリフトと同時にインプラントを埋入する場合と、骨が造成されてから改めてインプラント埋入手術を行う場合があります。
埋入したインプラントがしっかりと骨と結合したら、上部構造体のセラミック歯を取りつけます。


掲載日:2013年02月25日【文責:A.M.】
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